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スーツの辞典

スーツの用語集

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アイビーリーグモデル
アメリカの既製品メーカー所属のデザイナーを中心に構成された「国際衣服デザイナー協会」が55年に発表したスーツモデル。“アイビーリーグ”と呼ばれるフットボールリーグを構成する米国東部の有名私立8大学の学生たちが好んで着用し、一般化したモデルで、ジャケットはナチュラルショルダー、ずんどう型のシルエットが特徴。3ツボタン2掛けに6oステッチ、フックベント。パンツはパイプステムと呼ばれる細身のシルエットのものを合わせて着用していた。

アームホール
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

あごぐせ
ネックラインからバストポイントに向けてダーツを縫って立体感を出すための方法。

アメリカントラディショナル
その名の通り、アメリカの伝統的な紳士服モデル。アメリカンブリティッシュとも呼ばれている。英国移民が多い米国東部に端を発しているだけに英国調スタイルよりカジュアルな雰囲気に仕上ている。70年代頃からラルフ・ローレンによって作られた、フロントダーツ入りのウエストシャイプが細身なえ異国スーツの特徴を取り入れたモデルをアメリカンブリティッシュという。

綾織り(あやおり)
生地の目が斜めになっている織り方の総称。表面が比較的平滑になっていて、肌触りがよく、サージやギャバジンなどが代表的。英語ではツイルと呼ばれ、中世の甲冑(かっちゅう)のすね当てが呼び名の由来。

アンコンストラクテッドスーツ
直訳すると「非構築スーツ」になる。スーツに不可欠な芯地やパッド、裏地などをまったく使わないか、最小限にしたもの。略してアイコンスーツとも呼ばれている。

いせ込み 平面の布を立体的に形成するための技法。
イタリアンスタイル
袖本開きや本台場仕立てにするなどし、英国調スタイルをもとにウエストを絞り込み、裾が腰にフィットするスタイル。肩幅は強調し、ややいかり肩のラインを持っている。一方ではフランスの既製服の下請けをしていたことから、レディース仕立ての発想も盛り込まれ、華やかで優雅さも漂う。手仕事の真髄を盛り込んだ服作りに注目が集まり、日米共に高い支持を集めている。

ウィズアウトフロントダーツ
ジャケットの前身頃にあるダーツを省略したもの。ダーツとはつまみ縫いのことで、日本では俗に「胸ぐせ」という。

ウエスマン
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

ヴェステッドスーツ
ヴェスト付きスーツのこと。スリーピーススーツ(3Pスーツ)ともいう。

ウェルトシーム
ステッチの一種。幅7o程度のシングルステッチで、アイビージャケットでは、肩・背中・襟やパンツなどに施されている。
ウェルトポケット
俗にいう箱ポケットのこと。スーツジャケットの胸ポケットやコートの腰ポケットなどに多く使われている帯状の切りポケット。

ウーレン
ウールの中でも毛足の短いものを用いた繊維の総称。短い繊維を紡いで糸にすることから紡毛(ほうもう)と呼ばれている。縮絨(しゅくじょう)や起毛(きもう)などの仕上げをされる地厚のものが多く、フランネル、メルトンなどが代表的。対語は「ウーステッド」。

AMFステッチ
AMFステッチとはハンドステッチミシンを使った手縫い風の縫い目のこと。AMFとはこのミシンを開発したアメリカの総合機会メーカー「アメリカン・マシン・ファウンドリー社」の通称でブランド名にもなっている。ミシンのモーターの回転数が少ないため、他のミシンステッチよりも時間がかかる。また、スーツなどの生地と違った色が使われることが多く、生地より太い糸によるステッチで、表に見えるハンドメイド風のステッチの味が高級感をかもしだすためスーツを中心にフロント部分だけでなく、背中、肩、袖の縫いなどにも多様されている。

エクストリームアイビー
ニューヨークのグリニッジビレッジに集まるビート族や黒人達の間で流行したパロディースタイルのアイビースーツ。

オッドヴェスト
替えヴェスト、変わりヴェストのこと。スーツと同じ生地を使わない素材で作られたヴェストのこと。一般的にスポーティーなものが多い。

オールインライン
ダブルブレステッドジャケットのボタン配列の一種。左右2列のボタンが平行に並んでいるものを指す。




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肩入れ
後ろ身頃と前身頃の肩の部分を縫い合わせるときに、くせを取ったりいせ込んで体型に合わせることを言う。

カムデンメリノ
1797年、オーストラリアに初めて上陸したスペイン王室門外不出のスペインメリノ種の羊に由来し、そのうち8頭を買い取ったJ・マッカーサーが「カムデン牧場」で、同種の羊の飼育に成功、一躍オーストラリアを羊毛の国にした。以来、この牧場で産する羊毛は、憧れのウールとして最上級の名が与えられた。つまりスペイン王室の秘法を今に伝える純血種のスペインメリノによる羊毛をカムデンメリノと呼ぶ。

カラー
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

起毛(きもう)
繊維の表面をループ状に起こしてケバ立てる加工のこと。起毛すると繊維は厚みを増し、柔らかくなり保温性が高まる。

ギャバジン
織り目の緻密な綾織物。斜めに織り目が浮き出ているのが特徴。主にウールやコットンで織られている。

ぐし縫い
布にくしをさす様に、裏表の針目を揃えて、細かい目で縫う技法。袖山・肩線・パンツのいせ込みをする際などに用いられる。

クリア加工
織物の表面にでるケバを刈ったり、焼いたりして取り除く加工。

クリース
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

グレーディング
型紙おこしのこと。採寸データをもとに個々のスーツのもととなる型紙を作成し、裁断、縫製することにより体にフィットするスーツが出来上がる。

毛芯(けじん)
羊毛や馬の尻尾の毛などで織られた芯地。ジャケットのラペルなどに使われている。

ゴージライン
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

腰ポケット
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

殺し襟
ジャケットなどの襟部分を首筋にフィットさせるための技法。丹念にアイロンで押さえながら生地を形付けていく技術。




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細腹(さいばら)
サイドパート、サイドボディ、つまりジャケットの脇の部分または脇下の部分で、前身頃と後ろ身頃の間に縫いこまれた布のことを指す。

サヴィルロウ
イギリスのロンドンはウエストエンド地区の通りの名称。王室御用達の最高級のテーラー、シャツ、靴メーカーなどが軒を並べている。日本ではスーツのことを「背広」と呼んでいるが、その語源とも言われている。

サックスーツ
字のごとく、袋型、箱型、いわゆる寸胴型スーツのこと。19世紀半ばから20世紀初頭にかけてのスーツの形をさす米語。英国ではラウンジスーツと呼ぶ。

サルトレアナポレターノ
直訳すると、ナポリの仕立て屋。ミラノなどのスーツと比べて、ステッチなど装飾的デザインを多様する傾向がある。

地襟(じえり)
テーラード~カラーなどの裏襟のこと。襟の形成する土台になるため、バイアス地に裁断され、芯を入れてくせを出し形作る。

下前立て
ジャケットやコートなどの前身の下側にあたる部分で、ボタンの付いている側を指す。反対は上前立て。

ジャイビーアイビー
俗称、いかれアイビー、茶化しアイビーと訳されるエクストリームアイビーの一種

ジャズスーツ
スーツの流行型。1920年代頃のファッションで、丈が長くウエストの絞りが強いジャケットに細身のパンツが特徴。

縮絨(しゅくじゅう)
羊毛などの布地に水分を含ませて縮める加工のこと。フェルト生地を作る工程も同様の加工を施す。

ショルダーライン
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

シングルブレステッド
ジャケットの前合わせの形式名。縦1列に配置された前合わせで、俗に片前という。

芯据え(しんぞえ)
服作りの中で最も重要な作業。前身頃の表地を芯地に馴染ませるため、しつけ糸で留めていくこと。

杉綾織り
杉の葉のようなV字形を連続して織り出した織り方。また、その布地。毛織物に多い。杉綾。ヘリンボーン。

スケルトンバック
俗にいう「背抜き」のこと。

スプレッドアウト
ダブルブレステッドのジャケットのボタン配列の一種。2列のボタンがVの字に並んだもの。

接着芯(せっちゃくしん)
熱を加えて接着しる芯地のこと。

背抜き仕立て
ジャケットの背の部分に裏地をつけない仕立て方。夏服や合い服に多かったが、最近では暖房の普及により冬服も標準化してきている。

梳毛糸(そもうし)
羊毛繊維をくしけずって短いものを取り除き、長い繊維を平行にそろえること。また、その長い繊維。




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タスマニアメリノウール
世界のウール産地の中で、シェアが最も高いオーストラリアに属するタスマニア島の自然豊な放牧地で育った、血統を保持している羊から採れる希少性の高い素材で、そのシェアはオーストラリアで採れるウール全体の5%以下しかない。

ダブルブレステッド
ジャケットの前合わせの形式名。2列ボタンになってる配置のものをいう。

玉縁(たまぶち)ポケット
縁取りポケットの総称。片玉縁や両玉縁などがある。

段返り(だんがえり)
ジャケットの下襟が第1ボタンの下あたりで折り返されているデザイン。ローリングダウンモデルともいう。

チェストウェルトポケット
ジャケットの左胸についている、ごく一般的な切りポケットのこと。

チェンジポケット
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

千鳥格子
千鳥が連なって飛んでいるように見える形の格子柄。ハウンドツース。

ディトーズ
同一のの生地で作られているツーピースの総称。

手かんぬき
使用頻度が高く消耗が激しい部分に施す、手縫い補強のこと。

トラディショナルモデル
一般的に、ナチュラルショルダー、シングルブレステッド、段帰りのジャケットにストレート型のパンツを合わせるものいう。

ドロップサイズ
ドロップ寸ともいう。胸囲と胴回りの差のことで、ジャケットなどのウエスト部の絞り度合いを示す。

ドロップショルダー
肩先(袖付け部)が普通の肩線より落ちているショルダーラインのこと。




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斜子織り(ななこおり)
二本ないし数本ずつ引きそろえて並べたたて糸に同数のよこ糸を打ち込んで織った変わり平織物。織り目は籠目(かごめ)のような外観をもつ。特に絹糸で細かく織ったものをいう場合が多く、羽織地・帯地などに用いる。

ナチュラルショルダー
肩パッドが入っていないか、最小限にしたショルダーラインのこと。

ナンバーワンサックスーツ
ブルックスブラザーズ社が初めて紹介したナチュラルショルダーのスーツのこと。いわば元祖トラッドスーツ。

眠り穴
ラペルホールとも呼ばれている。ジャケットのラペルなどに開けられたはと目のないボタン穴のこと。

ノッチドラペル
ジャケットの襟形状の一種。菱襟。シングルブレステッドのジャケットに多く採用されている。




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パッデッドショryダー
パッド入りショルダー、つまり詰め物入りショルダーの総称。対語はナチュラルショルダー。

ピークドラペル
ジャケットの襟形状の一種。剣襟。下襟の先が上に向いているもの。ダブルブレステッドのジャケットに多く採用されている。

ピスポケット
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

比翼仕立て(ひよくじたて)
パンツなどの前開き部に多く用いられる。ボタンやチャックを閉めても、表から完全に見えないよう二重になっている本比翼仕立てと、上前側の端を折り返し、裏側にボタン穴を作る略比翼仕立てとがある。英語で「フライフロント」という。

平織り(ひらおり)
織物の「基本。たてとよことが交差に織られていて、たて糸よこ糸が組織中で最もがっちり組み合わされ、丈夫で肌触りもいい。フランネルやツイードなどが代表的。この他ブロード、ポプリン、ローン、ボイル、キャラコなども同じ織り方の素材として分類される。

フィッシュマウスラペル
ジャケットの襟型の一種。魚の口から連想されることからこの名前がついた。

フライ
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

フラップポケット
ふた付きのポケットのこと。ジャケットのポケットとして多く採用されている。

フラワーホール
直訳すると「花挿し穴」。眠り穴、ラペルホールと同義語。

プリーツ
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

フルライニング
総裏のこと。袖、背中、前立てなど全てに裏地がついたものをさす。

フロントカット
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

フロントダーツ
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

ベント(ベンツ)
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

紡毛糸(ぼうもうし)
羊などの比較的短い毛や再生毛などでつくった糸。毛羽(けば)が多く、縮絨(しゆくじゆう)しやすい。

ボタンスタンス
服に付いているボタンの間隔やボタン位置のこと。ボタンスタンスが高いというときはボタンの位置が高いということ。ボタンスタンスが広いというときはボタンの間隔が広いということ。

ボールドルック
第二次世界大戦直後に流行したアメリカ型のスーツ。広い肩幅とラペルに強いウエストの絞りなどを特徴とするジャケットに、ゆとりのあるドレープパンツを合わせたがっしりしたデザイン。英国ではアメリカンスーツと呼ばれた。




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マニカカミーチャ
シャツの袖つけのように、肩にギャザーをよせて付ける技法。イタリアクラシコ系のスーツによく用いられる。

ミスターTルック
ボールドルックに変わり、1950年代に登場したスーツの流行系。ボールドルックに比べて肩幅もラペルも狭く、全体に細身のシルエットが特徴。

胸ポケット
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

メルトン
布面が密に毛羽(けば)で覆われた、手触りの暖かい紡毛(ぼうもう)織物。コート地などによく用いられている。




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ヨーロピアンモデル
主に、イタリアやフランスのデザイナーによるスーツの流行型。ベントなしで丈が長めのジャケットに、ゆったりとしたシルエットのパンツを合わせるなど、個性的かつドレッシーな印象のものが多い。




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ラウンジスーツ
第一次世界大戦まで英国で着用されていたスーツの呼称。アメリカでのサックスーツにあたる。

ラペル
スーツのパーツ名称(詳細ぺージ)参照

ラペルヴェスト
襟付きのヴェストの総称。そのかたちもまた様々である。

立体裁断
洋服を仕立てる工程の中の生地の裁断方法の一種。ドレーピングともいう。人体または人台に直接布または紙をあててカッティングするもの。布の彫刻とも言われている。

ローツー
シングルブレステッドのボタン位置の低い2ッボタンのこと。

ローリングダウンモデル
俗にいう「段返り」のこと。シングルブレステッドの、3ッボタン中1ッ掛け。




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ワンハーフライニング
最も一般的な背抜きのこと。前裏が脇縫い線までつけられているものをいう。