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スーツの辞典

スーツやお店の選び方

スーツを選ぶ時は、色・柄・織りはもちろんですが、一番重要なのはやはりそのスーツが自分にフィットしているかどうかという点です。いかにデザインや色目が流行のスーツだったとしても、体に合っていない(フィットしていない)スーツでは、美しく着こなしているとはいえません。つまりかっこよく見えていないというわけです。レディーメイド(既製品)であれば、お直し(袖やウエストなどを直してから着る)なども念頭においてじっくり吟味してください。
‐スーツを購入する際のご注意‐
スーツを購入する際には、一緒に身につける「ワイシャツ、ネクタイ、靴」を持って行くか、着用して行くことをおすすめします。しかしながら私(管理人)もそうですが、買い物には手軽にラフな格好で行きたいという方もいらっしゃるかと思います^^;そんなお客様の為に当店では使着用のシャツやネクタイなどをご用意している他、フィット感やお好みなどを追求するカウンセリングなどを怠らず、お客様がご納得いただけるようなご提案を心がけております(^_-)

レディーメイド(既製品)スーツの場合  オーダーメイド(注文品)スーツの場合

標準的なスーツ選びの6つのポイント
@肩幅のサイズをしっかり確認しましょう

上着は両方の肩で受け止めて着る、というイメージが大切です。肩幅のサイズが小さいと、肩が引きつって背中側に横じわがでてしまう場合もあります。他の人に見てもらうか、鏡を2つ使って自分で確かめるのがベストです。
A胴回りは握りこぶしが1つ分くらい入るくらいで

上着の内側に握りこぶしを入れて、ほんの少しだけゆとりがあるのが望ましいですね。大きすぎるとボタンを留めた時にたるみが出ますし、逆に小さすぎてもVゾーンが不自然に開いてしまう場合があります。
B上着の着丈は指先で軽くつまめる程度が理想です

両腕を下ろした時に、上着の裾を指先でつまんでみましょう。この時にちょこっとだけつまめたら着丈としてはOKです。
C袖の長さは、手首をそらせてチェックしましょう

手首を90度持ち上げて、手の甲が袖先に触れたらOKです。届かなければ袖が短く、袖が持ち上がってしまうようなら長いという事です。
Dパンツ(スラックス)のウエストは指が入る程度のゆとりをもって

「少しゆるくてもベルトで…」と思っている方も多いかと思いますが、ウエスト回りにシワが寄ってしまい、見た目が悪くなってしまうので指が4本入る程度のゆとりにしておくのがベストでしょう。
Eパンツの裾丈は、ハーフブレイクが基本

ハーフブレイクは写真のように少しだけたるみのある長さです。逆にたるませないのをノーブレイクといい、立っているだけなら綺麗ですが、足を組んだ時などにすねが見える場合もあります。

※上記はあくまでも基本です。メンズスーツの流行も毎年微妙に変化していますので、当店では基本から流行
とお客様のご希望を伺った上でその要望に合ったスーツや補正をご提案しています。

‐お直しで完成するオリジナルフィットと注意事項‐
●上着丈は出すことは困難ですが、入れる詰める事は出来る場合もあります。ただし詰めすぎると腰ポケットとのバランスが崩れるので注意が必要です。

●袖丈は出すことも詰めることも可能です。ただし出す場合は表地のゆとり量によりますし、プレス跡が残る場合もあります。いずれも上着の前ボタン位置とのバランスも考慮する必要があります。

●スーツの肩のお直しは非常に高度な技術が要求され、場合によっては失敗(形が崩れる)恐れもありますので、極力さわらない方がいいでしょう。

●パンツ(スラックス)の裾丈は通常購入時に直しますが、クリーニングなどで縮んでしまい再度お直しによって長くする場合などは、ミシン目やプレス跡が残ってしまう場合がありますので注意してください。また、シングルからダブルへの変更も可能ですが同じく跡が残る場合がありなおかつ裏に十分な余裕がないと3pの巾にもなりません。逆に詰めるのはなんの問題もなく可能です。

●パンツのウエストは通常3〜4p(詰めは7p位まで可能)の出し・詰めが可能ですが出す場合はやはりミシン目と生地焼け(表に出ているウールは変色します)などに注意してください。詰める場合には後ろポケットな間隔が不自然にならに程度に。

●パンツの渡り巾や裾巾は出すのが困難です。(余っている生地がないため)詰める場合はのそ詰め方によりますが、中心線がずれる場合もありますので、スタッフとよく吟味することをおすすめします。

●全てのお直しに言えることですが、「出す」お直しはミシン目の跡や生地焼けによる色の変化がともなう場合がよくあります。したがって、既製品のスーツをで直して着用する場合は出す補正よりも「入れる(詰める)」補正のほうがリスクが少ないと言えます。




レディーメイド(既製品)スーツの場合  オーダーメイド(注文品)スーツの場合

オーダーメイドスーツは大きく分けて3つに分類されます。

イージーオーダー フルオーダー ハイテクオーダー
基本
体型にもっとも近い既製服の型紙を利用するシステム


ベテランが自身の経験と技ですべてを行うシステム


コンピューターを駆使した生産と販売の一環システム

フィット性
標準体型には合うが、変形体型には合いにくい


ベテランが自身の経験により割り出す(やや大きめが多い)


あらゆる体型に無理なくフィット

採寸
体型に最も近い着付見本(または既製服)を着て頂いて寸法チェック


メジャーによる採寸(ゆとり量を計算にいれた熟練の技術が必要)


メジャーによる実寸採寸

型紙おこし
(グレーティング)

最も近い既製服の型紙から補正


ゆとり量を考え、少し大きめの型紙を作成


採寸データをもとにコンピュータが体型を点と線に分解し、ピッタリの型紙を計算

仮縫い
なし


大きめに作ったものから修正
仮縫いあり


コンピューターが代行するので必要なし

縫製
直営又は協力工場で流れ作業仕上げ


一人のベテラン技術者が一着仕上げ


ハイテク技術を駆使しながらも大事なところは手仕上げ

ファッション性
限定あり


自由だが、少ない基本パターンからの修正で、ファッション性に欠ける


ブリティッシュ・イタリアン・モード系 ほか多彩

デザイン
限定あり


限定あり(テーラーによる)


自由に選択

納期
約1〜2週間


約1ヶ月


約1〜3週間


エフワンのオーダースーツは基本的に上の表の『ハイテクオーダー』に属します。
またエフワンのオーダースーツには、手軽さが定評の『パターンオーダー』(イージーオーダー)も新たに
新展開し、従来から有料オプションの「仮縫い付き」もご用意しておりますので、結論から言って上の表の
全てのオーダーに対応しています。
詳細はオーダーのページをご覧ください

生地やデザイン、価格やお好みのディテールが可能がどうか、下見をしたりスタッフに聞いてみるなどして
お店を選んでください。また、このサイトで使われているスーツの専門用語などを用いてスタッフに質問し、
納得のいく返答が得られないお店は避けた方がいいでしょう^^; 例えばスタッフが「センターベンツ」なん
て言っているようなお店ならすぐ次をあたってください!スーツの基本がわかっていませんから(^^;)逆に
専門用語だけ並べるようなお店も問題ですね。技術がないから理屈でカバーしようとしているのがミエミエ
です。最終的にオーダーは信頼関係が重要な要素になってくるので、「この人ならまかせられるな」と思っ
たお店を選ぶのが得策ですです。


オーダーするお店が決まったら!

  • まずスタッフとどのようなスーツが欲しいのか細部までしっかり話し合う。知らないことは恥ずかしがらずに積極的に聞いていきましょう。また雑誌などを参考にするのもいいでしょう。
  • スタッフに要望を伝え終わったら、その要望に沿ったデザインとシルエットを決定します。
  • 機能性やインパクト、使用目的や好みの色柄などを考慮して生地を決めます。迷ったらスタッフに相談してください。
  • ステッチやキッス釦など、スーツにオリジナリティを添えるディテールデザインを決めます。あまり欲張り過ぎると全体のバランスが悪くなる場合もあるので、スタッフとよく相談してください。
  • 余裕があれば、有料のオプションなどでさらに自分仕様の特別な1着になります。
  • さて、理想のスーツ像が出来上がったら一番重要な採寸です。出来上がりに影響があるので、一番楽な姿勢(自然体)で。
  • 待望のオーダースーツが出来上がったら、最終フィッティングを経て完成です。必ず試着をして気になる部分があったら必ずスタッフに伝えてください。この対応が悪ければ店を変えた方がいいでしょう。
  • 通常、オーダーショップは採寸データを保管しているので、2回目以降はサイズの変更がなければ、再度採寸する必要はありません。ただし「太った」や「痩せた」など、自覚症状がある場合は正直にスタッフに伝えてください。スーツは着ているとその人の体に馴染んでくる特性があるため、多少きつくなっても着れてしまいますが、新しいスーツはそうはいきませんのでよく吟味してください。